永代供養墓の購入、納骨までの流れ
永代供養墓のご相談から購入・納骨までの一般的な流れをご案内。また、生前購入や改葬といった、お客様それぞれの状況についてもあわせて解説します。
永代供養墓の検討・購入・納骨まで
1.資料請求・見学予約をする
「いいお墓 - 永代供養墓版」で希望の条件に合った永代供養墓を見つけたら、まずは資料請求(お問い合わせ)をしましょう。気に入った霊園があれば、そのまま見学予約をすることもできます。
2.届いた資料を確認・検討する
資料請求をすると、永代供養墓の運営元または提携石材店から資料が送られてきます(資料の到着までは通常2日~5日ほどかかります)。資料が届いたら、内容をご確認いただき、じっくりとご検討ください。その際、担当者より資料発送確認の電話がかかってくる場合もあります。
3.現地見学をする
資料を検討した上で、もっと詳細を知りたい永代供養墓や気に入った霊園が見つかったら、現地見学の予約をします。当サイトでも見学予約を承っていますのでご活用ください。
現地見学の日程が決まったら、実際に永代供養墓を見に行きます。現地見学は、寺院の住職や霊園の管理者に案内してもらえる場合が多いです。永代供養墓のほか、境内や霊園内の様子、施設・設備、周辺環境なども納得がいくまでチェックしましょう。後から不安にならないよう、疑問があればとことん確認することをおすすめします。
4.購入手続きなどの詳細を確認する
現地見学などをして永代供養墓に興味を深めたら、購入手続きや費用、供養方法、利用条件などの詳細を確認します。まだ検討中の段階であっても詳細は確認しておくとよいでしょう。
5.契約・購入する
購入したい永代供養墓を見つけることができたら、契約手続きに入ります。それぞれの永代供養墓ごとに提出する書類は異なりますが、一般的には以下の手続きが必要となります。
- 「申込書」「使用許可願書」「使用誓約書」といった書類の記入・捺印
- 「戸籍謄本」「印鑑登録証明書」「身分証明書」などの書類提出
契約とともに永代供養墓の購入となります。ここでの支払い項目は「永代使用料」のほか「墓碑刻字」「管理費」などが別途かかる場合がありますので明細は必ずご確認ください。
6.納骨をする
永代供養墓の購入後、既に遺骨をお持ちの方は納骨の手続きを行います。生前購入の場合は、ご契約をされた方が亡くなられた際に、配偶者・親族・知人などのどなたかが書類とご遺骨を持参し納骨する運びとなります。
永代供養墓を生前購入するメリット
お墓を生前購入することは「寿陵(じゅりょう)」と呼ばれ、古来より長寿を授かる縁起の良いこととされています。実際のところ生前購入にはどんなメリットがあるか、以下でご紹介します。
自分の目で見て選ぶことができる
寿陵の良いところは、自分の目で見てお墓を選べるというところ。自分が気に入った墓所に眠ることができるわけです。今や、お墓の形態はさまざまな選択肢があります。あらかじめ家族と相談しておくなど、余裕のあるうちにどのようなお墓が自分と家族のために最善なのかをじっくりと考えることができます。
継承の問題が解消できる
永代供養墓は設定された年回忌を過ぎると合祀にされ供養されるため、無縁仏になることがありません。また、清掃や合同法要なども寺院・霊園がきちんと執り行ってくれます。そのため永代供養墓は、子供がいない夫婦や、子供に迷惑をかけたくないという方、独身者などが安心して選ぶことができるお墓といえます。
家族への負担を軽減できる
今までは、残しておいた資産の中から子供などの家族が葬儀やお墓を手配することが慣例となっていましたが、昨今ではその意識も大きく変わってきています。お墓選びには時間と労力がかかるため、遠方に住んでいたり、仕事で忙しかったりすると、多大な負担をかけてしまうことになります。生前に自らお墓を購入しておくことは、残された家族の負担を大きく軽減することになります。
年々増加している、墓じまいと改葬(お墓の引っ越し)
今あるお墓を撤去・処分し、更地にして墓地の管理者(霊園やお寺)に返還することを「墓じまい」と言い、墓じまいでお墓を処分した後に、永代供養など別のお墓へご遺骨を移すことを「改葬(お墓の引っ越し)」と言います。近年では、お墓の承継者がいない、お墓の管理ができないといった理由から、墓じまいや改葬を行う人が増えています。
以下では、改葬(お墓の引っ越し)をして永代供養墓にご遺骨を移す際の手続きについてご紹介します。
- 改葬の意志を伝える
- 改葬先の永代供養墓を決める
- 「改葬許可申請書」「埋葬証明書」を準備する
- 改葬許可の申請をする
- 閉眼供養(魂抜き)の法要を行う
- 墓石を撤去し、墓所の返還をする
- 改葬先の永代供養墓に納骨する
1.改葬の意志を伝える
現在お墓のある寺院の住職や霊園の管理者に、お墓の改葬を考えている旨を、まずは相談という形で伝えておきましょう。何の断りもなく新しいお墓の購入や改葬手続きを先行させてしまうと、トラブルに発展しやすいので注意してください。
2.改葬先の永代供養墓を決める
現在お墓のある寺院や霊園とのすり合わせの後、改葬先となる永代供養墓を決めます。改葬先では「永代使用許可証」または「受入証明書」などの遺骨受け入れを証明する書類を発行してもらいます。
3.「改葬許可申請書」「埋葬証明書」を準備する
現在お墓のある市区町村で「改葬許可申請書」と「埋葬証明書」を入手し、必要事項を記入した上で、現在お墓のある寺院や霊園の管理者に記名・押印をもらいます。
※市区町村によっては「改葬許可申請書」と「埋葬証明書」が1枚の書類になっている場合や、「埋葬証明書」の決まった書式がなく、現在お墓のある寺院や霊園で用意してもらう場合もあります。
4.改葬許可の申請をする
現在お墓のある市区町村の役所に、改葬先で発行してもらった「永代使用許可証」または「受入証明書」と、現在のお墓で用意した「改葬許可申請書」「埋葬証明書」を提出し、「改葬許可証」を発行してもらいます。
※市区町村によっては、火葬の際に発行された「火葬証明書」や「戸籍謄本(または抄本)」などの添付が必要な場合もあるので、あらかじめ必要書類を確認しておきましょう。
5.閉眼供養(魂抜き)の法要を行う
現在お墓のある寺院や霊園に「改葬許可証」を提示し、ご遺骨を引き取ります。ご遺骨をお墓から取り出す前には、必ず僧侶や住職に閉眼供養(魂抜き)の儀式・法要を行ってもらいます。なお、現在のお墓を残したまま分骨だけ行う場合は、残ったお墓に再度魂を戻すために開眼供養(魂入れ)の儀式・法要を行います。
6.墓石を撤去し、墓所の返還をする
分骨の場合を除き、墓石を撤去して更地に戻し、墓所の返還を行う必要があります。事前に石材店や墓じまい業者などを手配して撤去日時と作業について相談をしておきましょう。
7.改葬先の永代供養墓に納骨する
改葬先の墓地管理者と相談し、改葬先での納骨の日時を決め、「改葬許可証」を提出します。納骨する際には、開眼供養(魂入れ)の儀式・法要を行います。
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